私の人生の映画 〜My Life’s Cinemas〜
映画は、全てを含んだ最高の表現方法だと思っています。
僕の人生に影響を与えてくれた映画をここで紹介していきたいと思います。
少しでも映画を観るきっかけになってくれたら幸いです。
Shigeo
目次
- ギター弾きの恋
- レナードの朝
- Into The Wild
- あなたが寝てる間に
- Midnight in Paris
- Harry Potter
監督 ウッディ・アレン
俳優 ショーン・ペン
フランスの伝説のギターリストDjango Reinhardt 彼を世界一のギターリストと称し、自分は世界で二番目だと語る架空のギターリスト、エメット・レイの物語 軽やかなJazzの名曲とともに、エメットの半生がドキュメンタリー風に描かれる。
物語上で聞かれるエメットの弾くギターの音色が絶品。エメットの弾くギターは、もちろん実在する7弦ギターの名手、Howard Aldenの吹き替えによるもの。
映画の中で印象的なシーンがある。
主人公のエメットが、口の聞けないハティを自分のホテルの部屋へ連れ込み、ベッドに寝そべりながらギターを聞かせるシーン。ギターの音色でハティがとろけていく。そのシーンは短いけれど、音楽の魅力を俳優の表情とともに実に見事に表している。
チリ料理を振る舞ってくれるママの家でのジャムセッションも最高だ。あの中に混ざりたいと心から思った。今でも思っている。
何を隠そう、僕は劇中のギターの音色に魅了され、直ぐにサウンドトラックを購入し、初めてギター教室に通うことになった。 そして、この映画を観たことにより、Jazzやアメリカへの憧れが一層ふくらみ、4年後、僕はニューヨークへと留学した。
たった一つの映画により、自分の人生がまったく違う方向へ動き出していくのだから人生は面白い。
監督 ペニー・マーシャル
俳優 ロバート・デ・ニーロ / ロビン・ウィリアムズ
実話をもとに作られたヒューマンドラマ
人付き合いの苦手なセイヤー医師は新たな職を求めて、ある病院に赴任された。そこには今だ治療薬の見つかっていない不治の病を抱える患者達が待っていた。彼らは自らの意志で動くことが出来ず、もちろん話すことも出来ない。しかし、ある時セイヤー医師が患者を診察している際、一つの希望の光を見つける。
「彼らは生きているんだ」
研究を新たに始めたセイヤー医師のまっすぐな行動に周りの職員達も心を動かされ始める。
そして奇跡が起こる。
外を歩ける。食べたいものを食べにいける。会いたい人に会いにいける。
生きていくということは、ただ息をすることじゃない。意思を持ち、毎日の一つ一つの幸せをかみしめながら、生きていくべきだと教えてもらえる映画だ。今自分が普通と思い過ごしている日常が、実はなんてすばらしいことなんだと気づかせてくれる。
この話は本当にあったことであるから尚更感慨深い。
是非一度観てほしい作品だ。
監督 ショーン・ペン
俳優 エミール・ハーシュ
これも実話をもとに作られた映画だ。
1人の青年の死体が、アラスカの大地に放置された一台のバスの中から発見された。その死体の青年は、何マイルも離れたワシントンDC出身のクリス・マッカンドレスだった。
物質社会の私利私欲に覆われたこの現代に矛盾を感じ、人間の本当のあり方を追求し続けた青年クリス。彼は大学を優秀な成績で終えた後、全ての銀行預金を寄付し、すべての財布の中のお金を燃やし、自分の名前を変え、ヒッチハイクの旅に出た。新しい自分を見つけるために。
自然の脅威と偉大さ、美しさ、人との出逢いの素晴らしさ、人を思う心の美しさ、これを観た後は必ず旅に出たくなる程だ。
僕もアメリカにいた頃、西海岸を1人で旅をした。
“サンフランシスコ””ロサンゼルス”そこには沢山の刺激的な光景が待っていた。しかし、今思うことは、それを一緒に共有する誰かが一緒にいたらもっと最高であったであろうということだ。人生は旅だ。沢山の出来事を経験しながら歳を重ねていく。
素晴らしいことが目の前にある時、それを一緒に感動できる人がいることが素敵な人生を贈る秘訣なのかもしれない。
この映画の最後のメッセージ
「幸福が現実となるのは
それを誰かと分かち合ったときだ 」
監督 ジョン・タートルトーブ
俳優 サンドラブロック
シカゴの冬を舞台にした、ラブストーリー
何度観ても心が温かくなる映画だ。
一目惚れをした男性を助けたルーシー。しかし彼は病院で意識不明の状態のまま。
彼の家族は彼女を命の恩人であると感謝し、彼女が彼のフィアンセだと勘違いをする。
アメリカのクリスマスの雰囲気と、家族の大切さ、人を思う気持ちをほっこりと教えてくれる。冬の温もり、暖炉、セーター、マフラーそんなものと同じ温かさを感じる映画だ。
やっぱアメリカのクリスマスはいいな〜 この映画を観るとオレオをミルクにつけて食べたくなる。
監督 ウッディ・アレン
俳優 オーウェン・ウィルソン
本当の小説を描きたいが、未だに自信を持てない作家がフランスパリで自分の居場所を見つける話。ある夜、不思議な車に乗せられ連れてこられたバー。そこには彼が憧れている既に亡くなっているはずの作家やミュージシャン達がいた。実はそこは1950年の初頭、アートがもっとも盛んだった時代だった。何がクールであるか、過去と今の価値観のギャップ。
オシャレにユーモアにパリの町並みの中で物語が動き出す。
New York Brooklynで出逢った、僕の大好きなギターリスト”Stephane Wrembel”の音楽とともにタイムスリップすることが出来る。
説明は不要なJKローリンズのファンタジーだ。
Harry Potterのおかげで勉強のためではなく洋書を読む楽しさを教えてもらった。メルボルンに住んでいた頃、Harry Potterを読むのが楽しみで電車に乗ることが楽しみだったりしたものだ。全巻読み終わった後、ちょっとした達成感もあった。
そして再確認する。僕はファンタジーが好きだ。